『未病』とは、日頃から病気を予防していこうという考え方です。私達は、未病に力を入れています!
日本には1961年に実現された国民皆保険(医療保険制度)というすばらしい保険があります。
これを維持していくのは人口構成がピラミッド型をしていることが前提です。しかし、今日のように少子高齢化では破綻寸前にあります。
診療報酬の引き下げ、患者負担の増加、一般国民からの保険料のアップなど、どう考えてもうまくいきません。医療費の増大の原因は生活習慣病が多くなったことが一因です。
そこで健康と病気の間に未病とうい概念を設けることの必要性が高まってきました。つまり自覚症状があっても健康診断では異常がなかったり、また、自覚症状がないのに健康診断では異常が発見されたりする場合があります。
しかし初期の段階では治療を始めるのはかえって病気の範囲を広げてしまうことにもなりかねません。そこで医師は「もう少し様子をみましょう」というのが通常になります。
医師も患者も病気なのか健康なのか疑う状態のこの時期(未病つまり半健康人)に何らかの対策を講じることが病気の予防につながり、又、医療費の高騰を防ぐのに重要と考えます。
平成26年4月1日からは薬局で自己採血による検体測定が公式に認められ、HbA1c測定血糖検査による糖尿病の早期発見に協力できるようになりました。
これからの調剤薬局は病気の予防、生活習慣病の改善に努め、薬剤師法にもあるように国民の健康な生活を確保するという役割を担っていくものと考えています。
健康コンシュルジュ「ナチュラビオテスト」
品田 陽子
指からわずかな血液をとって位相差顕微鏡で赤血球・白血球・細胞などをみることができる。ドロドロ血、老廃物の溜まり具合がわかり、健康状態や生活習慣が反映されていることがある。
ストレス、睡眠不足でも血液は固まります。糖尿病の人はシュガークリスタルという糖の結晶や高コレステロールの人はコレステロールの塊、無理なダイエット、飲酒、肝臓の疲れ、薬剤使用(サプリメントを含む)の摂りすぎなどの時はフィブリンなどみられる。フィブリンが血小板と共に凝集すると脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなる。
※フィブリン(fibrin、繊維素または線維素)は血液の凝固に関わるタンパク質である。繊維状タンパク質で、傷などが原因となって血小板とともに重合し、血球をくるみこんで血餅を形成する。止血や血栓形成の中心的な役割を担っている。
複数周波数の電流を生体に用いる「マルチ周波数BIA法」により、体重、体脂肪量、体脂肪率、体内水分量、筋肉量(部位別)、骨量、基礎代謝など測定できる。また、「細胞外液量」「細胞内液量」の測定や部位別体組成評価も可能です。
◎疾病予防と健康増進を目的とした指導に
◎生活習慣の改善指導に(メタボリックシンドロームが気に掛かっている方)
◎リハビリやトレーニング効果の指標に(ダイエットの時にも役立つ)
◎脱水・浮腫などの体液モニターとして
両手12カ所・両足12カ所、計24カ所のツボに微弱な電流を流して六蔵(肺、心、脾、肝、腎、心包)、六腑(小腸、三焦、大腸、膀胱、胆、胃)、12系に分類した自律神経のバランスをコンピューターで解析します。
測ったときの自律神経バランス、代謝機能、環境や刺激に対応する能力、病気に対する抵抗力やスタミナなどがわかる。鍼灸・マッサージなど行う際にツボを特定するのに参考になる。
病院では異常はないけれど、ストレスが貯まっているとか、肩こり・疲れ・むくみ・元気がない・食欲がない・イライラする・目が疲れる・口が渇く・下痢・便秘・更年期による不定愁訴がある時など測ってみるのはどうでしょうか?
※自律神経とは…自律神経には交感神経・副交感神経というものがあり、自分ではコントロール出来ないところ、例えば内臓・胃腸・心臓・血管・汗腺などに分布していて生命維持に必要な色々な作用を調整する。
髪の毛から健康に欠かせない必須ミネラルや有毒ミネラルの測定ができ、体内に蓄積された有害ミネラルの量やバランスが把握できる。その結果、サプリメント・食事・栄養・生活習慣などの見直しが出来る。原因が判らない疲れ、体調不良、免疫力、臓器の機能バランスの乱れなどの原因解明のヒントになる。
毛髪ミネラル検査から、わかることは以下のことです。
・ 有害ミネラルの蓄積度
・ 必須ミネラルの過不足
・ 身体の傾向(疲労・ストレス・抜け毛・アレルギーなど)
・ 補う必要のある栄養素
・ それら栄養素を含む食事の献立